犬は飼い主の言葉をどのくらい理解できているのか

言語で犬と意志疎通ができるのか?

ペットを飼っている人の中には、積極的に話しかける方がいるでしょう。
自分の飼っている犬としっかりコミュニケーションを取ることはとても大切です。
そんな方の中には犬と言語によって意思疎通ができていると思っている人がいるかもしれません。
それでは、実際に犬は人の言葉を理解しているのでしょうか。

たとえば、犬に対して「おすわり」や「まて」といった言葉をかけるとそれにしたがいます。
これは犬が言語の意味を理解して、それにしたがって行動しているようにもみえます。
しかし、実際のところは、犬が人の言葉の意味を正しく理解してしたがっているわけではありません。
そもそも、人と犬とでは脳の構造が異なるため、言葉の意味を理解したり、想像したりするといったことはできないのです。

ただし、言葉をあやつるという部分以外の点では人間と犬の脳には共通点がたくさんあります。
人も犬も共通の祖先から進化してきた生物であり、同じ哺乳類のため脳の構造に似ている部分はたくさんあります。
犬には快不快や嬉しい、好き、楽しいといった感情は人間と同じようにあるのです。

そのため、犬とコミュニケーションを取ることは十分可能であるといえるでしょう。
ただし、意志疎通の内容が人間が普段行っているものとはレベルが異なるというだけです。

犬の理解力について

それでは実際のところ犬は人の言葉をどの程度理解することができるのでしょうか。
ある実験によると10年間で犬が200を超えるほどの言葉を覚えたという報告があります。
これは200の異なるシグナルを聞き分けることができたという意味です。
たとえば、この実験では、初めて名前を聞いたものを持ってくるように命令されると、見ず知らずのものを持ってきたとのことです。

これは、知らない言葉を聞いて、それは知っているものの中にはないと消去法をしたことになります。
このような消去法を用いて犬に言葉を覚えさせるトレーニングが行われていて、なかには1000を超える単語を習得したという報告もあります。
このように犬というのは人が想像するよりも頭が良く、言語を理解する能力もある程度は持っているのです。

ただし、人のように高度な言語処理能力があるわけではなく、人が犬に話しかけてその言葉の意味をすべて理解するようなことは今後もないでしょう。
しかし、それだからといって飼い主と犬との信頼関係に影響するというわけではありません。
たとえ、言葉によって会話することができなくても、人と犬がしっかりと信頼関係を築くことは十分にできるのです。

そのためには、言葉を使わないコミュニケーションの方法を知ることが大切であり、それによって積極的に犬と関わるようにしましょう。
そうすれば犬はあなたのことを信用するようになり、素晴らしい信頼関係が生まれるのです。

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