犬のリーダー論が支持される理由

アルファシンドロームとは

犬は家族の中での自分の順位を意識すると考えている人は多いでしょう。
犬は家族の中で自分が一番偉いと認識すると、自分よりも下位の指示にはしたがわなくなるのです。
これをアルファシンドロームといい、これによって問題行動を起こしてしまうケースが出てくるのです。
かつて、犬のアルファシンドロームを避けるためにさまざまなことが推奨されていました。

たとえば、肩より上に抱き上げてはいけない、人間よりも先に食事をさせてはいけない、人間よりも低い位置で寝かさなければいけないなどです。
アルファシンドロームを意識したしつけの方法が推奨されていたのです。
ただし、最近は多くの専門家が従来支持されてきたアルファシンドロームに否定的になっています。
そもそも、これはオオカミから導きだされた説であり、それを家庭件に当てはめるのが乱暴という意見が出ているのです。

たとえば、犬が唸るのは人を下に見ているからであると単純に考えてはいけないのです。
そもそも、唸るという行為がそれほど権威を示すものではないとされています。
それは単に警告であり、犬がその人のことを警戒していることを示しているだけです。
ほかには、犬を人より先に食事させてはいけないというのも、そもそも犬は食事の順番にまったく無関心なため、無意味なしつけ方です。

引っ張りっこで負けてはいけないということも言われていたのですが、これも根拠はありません。
むしろ飼い主と犬とで勝ったり負けたりしているときの方が楽しむことができ、犬も喜んでくれるでしょう。

適切なリーダーシップとは

犬を飼うときには適切なリーダーシップを示すことによって、しつけができます。
まず、犬はこれまで言われているほどリーダーがいるかどうか気にするものではありません。
また、犬がたとえリーダーにこだわったとしても、どのような行動を取る人物をリーダーと認識するのかは犬にしか分かりません。
下手に人間が強制的に自分をリーダーに見せようとすると、それによっていろいろなリスクが生まれる可能性があります。

それよりも、犬の気持ちや学習の仕方について理解して接することの方が重要でしょう。
犬に望ましい行動をさせることが本来のしつけの役目です。
そのためには犬としっかりと協調して、信頼関係を築いていくべきでしょう。
それが飼い主としての役目であり、そのためには犬との接し方に気を配るべきです。

昔は正しいとされていたしつけ方も現在では疑問視されるケースが少なくありません。
常に犬を育てる際のコツについて最新情報を集めるようにしましょう。
いつまでも根拠のない古い考え方にとらわれてしまうと、そのような飼い主に振り回されてしまう犬が可哀そうでしょう。
適切なリーダーシップを飼い主が示すことで、犬を導けます。

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